卒業式の衣装として、高い人気を誇る袴。ほとんどの人にとって初めて身につける衣装だけに、わからないことも多いと思いますが、一般的にはレンタルをする人が多数派で、卒業学年になったら準備を始めます。
そこでここでは、卒業袴の検討からレンタル店での試着や予約、着付けやヘアーメイクの手配まで、卒業式の袴の準備にまつわるエトセトラを注意点も交えながらわかりやすくまとめました。ぜひ参考になさってください!
【ステップ1】レンタル店の冊子やWEBで情報収集しよう
卒業式に着る袴の準備には「情報収集」「試着」「予約」の3つのステップがあります。
まずは情報収集から順を追って説明していきましょう。ひとくちに卒業袴といってもデザインは多岐に渡るので、どんな色や柄があるのか、レンタル着物のお店が提供している冊子やWEBサイトなどを中心に、衣装の情報収集から始めます。また、InstagramなどのSNSで検索すると、先輩たちの卒業式の袴の着こなしの写真が数多く見つかるので、それらを活用してみるのもいいでしょう。袴美人.comでは、先輩たちの袴のコーディネートとヘアスタイルをスナップで公開中です。情報収集に便利なので、チェックしてみてくださいね。
>> 袴美人スナップ・着こなし&ヘアスタイル一覧を見る
情報を集めたら、自分はどんな色柄の着物や袴を着て、どんな髪型にしたいのか、具体的にイメージを固めていきましょう。自分が着たい着物と袴のイメージが固まってきたら、次は実際に着る衣装を選ぶステップです。
卒業袴の予約申し込みが始まる時期は学校やレンタル店によってさまざま。例えば晴れ着の丸昌 横浜店では4年生(卒業生)を対象に6~7月に実施する夏の予約会から申し込みを開始するため、夏が終わる頃には卒業式の袴が決まっている学生さんが多くいらっしゃいます。学校によっては、こうした袴の予約会を秋から実施するところもあるため一概にはいえませんが「卒業学年の夏~秋にはレンタル申し込みを済ませる」のがひとつの目安になります。逆算すると、情報収集は卒業学年の春頃、4年生になったら早めに始めるのが無難かもしれません。
【ステップ2】専門店(レンタル店)に相談・試着をしてみよう
・専門店(レンタル店)に相談するメリット
WEBサイトや冊子で探して「これにしよう!」という袴が見つかったら、WEBや電話などでレンタル店にコンタクトしてみましょう。ただ、卒業袴の検討が初めての方が多いと思うので、不安なことや疑問も出てくるかもしれません。
「実際に試着してみたい」「着物と袴の色や柄が合うか、組み合わせを相談したい」「選んだ色が自分に似合うか不安」という時には、専門店(実店舗のあるレンタル店)へ試着や相談に行くことをおすすめします。実際の色味や顔映りの良し悪し、素材の質感や感触、着用時のサイズ感などを確認、相談しながら選べるので、納得のいく衣装が見つかるでしょう。
・試着をしに行くときのポイント
試着をしに行く時にはハイネックやブラウスの着用は避け、襟のない首周りがゆったりした服で出かけるのがおすすめです。試着した際に、襟元から着ている衣類が見えない方が、実際に着物を着た時の印象がイメージしやすく、顔映りも判断しやすくなります。
普段メイクをしている人は、いつもどおりのメイクをして来店しましょう。ヘアーメイクは着物や袴が決まってから考えればOKなので、スマホで試着したときのスナップ写真を撮っておき、選んだ着物や袴に合わせてアイシャドウや口紅を選んでいくのがおすすめです。
試着の際は、複数の着物を羽織ることになるため、ロングヘアの人はアップスタイルで行くか、ヘアゴムなど髪をまとめられる小物を持参しておくと便利です。
なお、店舗に相談や試着に行けない場合はメールや電話で問い合わせ、不安な点や疑問点をしっかり解消しておきましょう。
【ステップ3】着付けやヘアーメイクの予約をする
卒業袴のレンタル予約が完了した後は、着付けやヘアーメイクの予約を行います。レンタル店によっては、着付けやヘアーメイクも同時に予約できるところもあるので衣装を予約する際に併せて確認しておきましょう。
自身で手配をする場合は、卒業式の開始時間、美容室から学校までの移動手段とその所要時間などを考慮して、余裕を持てる時間帯に予約を入れましょう。なお、卒業式直前だと、希望する時間帯がすでに他の人の予約で埋まってしまっている場合があるので、早めの行動がベターです。また、衣装の持ち込みを当日にするか、前日でも可能かといった確認や、自分がしたいヘアーメイクのイメージ共有なども事前にやっておくと安心です。
そして翌年3月の卒業式を迎えるまでの間は、着付けに必要なものを用意したり、ヘア小物などを決めて準備をします。
▼卒業式の袴スタイルに似合う、髪飾りの選び方
学生最後のイベントだけに、髪色のおしゃれも検討してみてはいかがでしょう。当日のヘアセットとは別に、美容院に予約した衣装の写真を持参して髪色をリンクさせるのも人気です。
▼髪色も着物や袴とリンク!卒業袴に合わせたヘアカラー選び
・袴を予約した後でも変更は可能?
卒業式は3月なので、夏や秋に卒業袴を予約すると着用する日まで期間が空いてしまうために気分が変わってしまうことがあるかもしれません。やっぱり違う衣装にしたくなったら早めにレンタル店(専門店)に電話して変更を受け付けてもらえるか確認しましょう。
ただし、たくさんの学生がお目当ての卒業袴を予約しています。予約内容の変更が後になればなるほど、選べる着物や袴の幅は狭まってしまいます。そういう意味でも自分のなかで「絶対これがいい!」と思う、理想の1着を探すのが後悔しない卒業袴予約の第一歩。自分が「いいな」と思う着物や袴を探し出せない時には、レンタル店にイメージや好みを伝えて、候補をいくつか提案してもらうのもひとつの方法です。
卒業式までの、卒業袴の準備内容・段取りはイメージできましたでしょうか?
晴れ着の丸昌 横浜店では、卒業袴のコーディネートはもちろん、一人ひとりに似合う色や柄など全般をアドバイス可能です。最適なコーディネートを一緒に考えていきましょう。