正絹の訪問着+袴で、ワンランク上の卒業式スタイルを

先生向け特集 ワンランク上を目指すなら「訪問着+袴」がおすすめ

先生用の卒業衣装としては「訪問着+袴」を組み合わせたスタイルもおすすめです。特に正絹素材の訪問着は品格の高さを感じさせ、その上デザインのバリエーションも豊富。選ぶ楽しみも着る楽しみも広がるのが魅力です。着こなしをワンランクアップさせたい方はぜひチャレンジしてみてください。

「訪問着」とはどんな着物なの?

準礼装にあたる、格式の高い着物

訪問着は、女性の先生が袴を着用する際に合わせることが多い着物の1つです。着物は大きく分けると冠婚葬祭や式典行事のような特別な場面に着用されるフォーマルな着物と、日常着として着用されるカジュアルな着物の2タイプがありますが、訪問着はフォーマルな着物に該当します。フォーマルな着物は着用の場にふさわしい格式を備えた着物で、「礼装」とも呼ばれます。礼装には、格式が高い順に「正礼装」「準礼装」「略礼装」の3種類がありますが、訪問着は準礼装にあたります。一般的に、紋を入れることはほとんどなく(豪華な柄行の場合は入れる場合もある)、正礼装にあたる留袖や振袖に比べれば格式のランクは低くなりますが、その分、フォーマルな場面はもちろん、ややカジュアルな場面でも、幅広い用途で着用できる着物です。また、年代や未婚・既婚に関わらず着ることができます。



絵画のような絵羽模様と多彩なデザインが魅力

デザイン的な特徴としては、肩から胸や袖にかけてや、腰から裾にかけて、着物の縫い目にかかわらず1枚の絵画のように美しくつながった模様(=絵羽模様)が描かれている点が挙げられます。黒留袖や色留袖も、同じように絵羽模様で柄付けがされる着物ですが、訪問着だけは上半身にも模様が描かれるという点が大きく異なります。そのため訪問着に袴を組み合わせても、上半身の模様は隠れることなく、コーディネートに活かすことができます。なお、描かれる柄は、伝統的な古典柄から現代的なテイストを取り入れたモダン柄まで様々。デザインのバリエーションが豊富な点も訪問着の特徴と言えるでしょう。

先生向け特集 ワンランク上を目指すなら「訪問着+袴」がおすすめ

先生の卒業式の衣装として「訪問着+袴」は問題ないの?

むしろ、先生にこそピッタリと言えるスタイルです!

訪問着が格式の高い着物であること、卒業式のような特別な場にふさわしい衣装であることが分かった一方で、訪問着+袴の場合はどうなの?という疑問が湧いてきた方もいらっしゃることでしょう。格の高さとして充分なのか、先生という立場での着用は問題ないのか、見当がつかず不安になるのは当然です。ですが、その点は心配に及びません。実は袴は、その歴史的な背景を遡って見てみると、学業の場との結びつきがとても深いのです。そのため、生徒だけでなく先生が卒業式の衣装として着用しても全く問題ありません。中でも、絹100%の上質な正絹素材で仕立てられた訪問着と袴を組み合わせたスタイルは、申し分のない品格を備えています。ですから、学校行事の中でも重要度の高い卒業式にピッタリの衣装と言えるのではないでしょうか。興味のある方は、以下の記事でさらに詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

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「訪問着+袴」はどんなスタイル?

上級な着こなしを目指す方向け

先述したように、訪問着は礼装としての品格を持ちながら、デザインバリエーションにも富む着物です。色も柄もさまざまなタイプがあり、絵羽模様は目を惹きますが、先生が卒業式の衣装として着用される場合は、主役である卒業生より目立つものはNG。派手な色柄は避けるのが無難です。彩度の高いビビッドな色よりもパステル調などの淡いトーンの色、インパクトの強い大胆な柄よりも穏やかで繊細な柄というような、主張を控えた訪問着を選ぶよう心がけてください。正絹素材ならではの上品な艶と、肩から胸や袖にかけて描かれた絵羽模様が美しく映える袴姿は、ワンランク上の着こなしに見えることでしょう。

「訪問着+袴」がNGなケース

役職や立場によっては、訪問着+袴が不向きな場合も

ワンランク上の着こなしが叶う、正絹の訪問着+袴の卒業式スタイルですが、場合によっては着用を避けた方が良いケースがあります。それには、先生の役職や立場が関係してきます。卒業式は学校行事ですので、主催者は学校ということになります。この場合、学校のトップを務める校長先生の服装は、礼装の中で最も格式の高い正礼装が適切です。そして、トップの補佐役である教頭先生の服装も校長先生に次ぐ高い格式であるべきです。この点を考慮した時、準礼装にあたる訪問着は、高い役職の先生には不向きの服装となってしまうのです。 ですが、クラス担任の先生など、校長先生や教頭先生よりも格を抑えた方が良い場合には逆に好都合。正絹の訪問着ならではの魅力を存分に楽しめるでしょう。なお、卒業式の衣装については、学校や地域ごとに慣習があり、それぞれにNG項目が違ってくることが考えられるため、まわりの経験豊富な先生に事前に確認した上で準備を進めるのが安心です。

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訪問着を選ぶ際のポイントは…?

衿まわりや袖の柄ゆきをチェックしましょう。

訪問着に袴を合わせる場合、大事なのは衿まわりや袖の柄ゆきです。柄が多く入った着物でも、その位置が腰より下であれば、袴で柄が隠れてしまい、雰囲気が変化する場合があるからです。選ぶ際は、左肩から胸元にかけて、または袖の部分にお気に入りの柄が入っている着物を選ぶと、その柄を活かした着こなしができます。

チェックポイント

ポイント1

帯は「袴帯」と呼ばれる幅の狭い帯を使います。着付けた際は袴から少し覗く程度なので重要度は低め。どんな袴を合わせるのかが大事!

ポイント2

裾の方の柄は袴を履くと隠れてしまいます。それを考慮した柄選びが大事!

袴を選ぶ際のポイントは…?

着物の柄の色と合わせると大人っぽく。着物の反対色を合わせると若々しく。

合わせる袴は、選んだ訪問着と合わせてどんなイメージにしたいかで、選ぶものが変わってきます。同じ着物でも、合わせる袴でガラリと印象が変わるので、希望するイメージを明確に決めておくと選びやすくなります。ここでは異なる印象を与える2つのパターンをご紹介します。

袴の違いで印象の異なるコーディネート例


なお、訪問着と同様に、袴も主張の強い派手な色柄を避け、シンプルなデザインを選ぶようにすると良いでしょう。オーソドックスな濃紺や紫、深緑やエンジなどの無地なら、落ち着いた印象のコーディネートに仕上がります。刺繍やグラデーションなどのデザイン要素がある袴は、できるだけスッキリ見えるものを合わせると華美な印象になりません。


この他、卒業式での袴の着こなしのマナーについてまとめたページがありますので、着用を予定している先生はぜひ参考になさってください。

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最後に

生地の光沢や滑らかさといった風合いはもちろんのこと、そこに描かれた絵羽模様が美しく映える正絹素材の訪問着は、品格の高さを感じさせる着物です。袴と組み合わせれば、ワンランク上の着こなしになりますし、卒業という晴れの日を迎えた生徒たちへ、はなむけの気持ちを表現する衣装としても、正絹の訪問着+袴のスタイルは、とてもふさわしいと言えるのではないでしょうか。


晴れ着の丸昌 横浜店では、袴と上品にコーディネートしていただける正絹の訪問着を豊富に取り揃えております。落ち着いたトーンの色、繊細な雰囲気の柄といった、先生の卒業式スタイルにおすすめのデザインが多数ございますので、お気軽に店舗に見学・ご試着にお越しください。また、ネットレンタルサイトも展開しておりますので、業務でご多忙な先生はぜひそちらをご利用ください。なお、訪問着をお持ちの場合は、袴のみのレンタルも可能です。袴のレンタルサイトでは、会員登録をしていただくとレンタル料が15%オフになる先生会員割引もございますので、ぜひご活用ください。


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