新型コロナウイルスの流行によって、私たちの暮らしに欠かせなくなったマスク。イベントでも罹患を防ぐため、会場への入場時にマスクの着用を求められる自治体が多いようです。人が集まる卒業式でも、同様の対応が想定されます。学生最後の式典で装う卒業袴だけに、マスクをつけても映えるヘアーメイクで出席したいもの。そこで、マスクをした時のヘアーメイクのポイントについて解説します。

 

マスクをしても見栄えするメイクのポイント

口元や鼻を覆って飛沫の飛散を防ぐマスク。新型コロナウイルスの感染防止には欠かせないアイテムですが、顔の下半分が隠れてしまうために丁寧にメイクをしても意味がないと感じてしまうかもしれません。

ここでは、マスク着用時のメイクのコツと卒業袴に合うメイクのポイントを見ていきましょう。

メイクをしている女性

 

ベースメイク

飲み物を飲んだり、友達との記念撮影などマスクは付けたり外したりする機会が多くあります。崩れにくい下地とファンデーションを選んで、たたき込むように伸ばして肌にしっかりと密着させます。ファンデーションはピンク系のものを選ぶと、肌色が綺麗に見えます。

 

アイメイク

マスクから目元だけが見える状態になるため、マスク着用時にはアイシャドウやアイライナーを使ってしっかり目にメイクすると顔の印象がぼやけません。コンシーラーを使って目元を明るく整えてから、アイシャドウを入れていきます。

最近のアイメイクはグラデーションで陰影をつけずに単色カラーがトレンド。卒業袴のメイクでも単色カラーを取り入れるなら、着物や袴と同色を選ぶと全体の統一感がでます。

また、いつもはアイライナーを引かない人でも、和装の時にはしっかりと引くことで凛とした表情になるのでおすすめです。アイシャドウが苦手な人は、カラーアイライナーで目元に色を入れるのもおすすめ。目元が華やかになるように、ラメやグリッターで仕上げても◎。

 

チーク

肌の血色をよく見せるチークも忘れずに入れるようにしましょう。コーラル系を選んでマスクから見える頬の高い位置に入れると、20代前半の若々しい可憐な雰囲気を演出できます。

 

リップ

口元が隠れているからといってグロスや口紅を省略していると、マスクを外して写真を撮る時に慌ててしまうことに。マスクに色移りしないよう、落ちにくいマットなリップを薄めに塗っておきましょう。

 

 

ヘアは顔周りをすっきりさせる

顔の半分をマスクが覆っている上に髪が顔周りにかかっていると、全体の雰囲気が重くなってしまいます。マスクが欠かせないwithコロナ時代の卒業袴のヘアスタイルは、顔周りをすっきりと仕上げるのがおすすめ。

 

  

前髪

前髪をつくる場合、後ろ髪はダウンスタイルにせず編み込みなどでまとめ髪にするとバランスがよくなります。流行りのすだれ前髪は、ただでさえ顔がマスクで覆われている状態なのに、さらに顔が見える部分が狭くなってしまいます。思い切っておでこを出すスタイルにしたり、前髪をサイドに流すなど顔が見える範囲を意識して整えてみましょう。

 

おくれ毛

耳元におくれ毛を出すのが流行りですが、マスクを付けたり外したりする際にはおくれ毛がひっかかってしまって崩れやすくなります。マスク着用時にはおくれ毛を出さずに、後ろ髪にまとめてスッキリと整えるとよいでしょう。

 

 

 

袴や着物とマスクの色を合わせる

いろいろなマスク

これまでマスクというと白いものが主流でした。しかし、マスク不足の折にはさまざまなマスクが登場。布やポリウレタンなど不織布以外の素材のマスクが登場するとともに、色のバリエーションも格段に増えました。なかには和装に合わせやすい、和柄のマスクを制作・販売するお店もあるようです。

 

卒業袴とマスクのコーディネートを考えるならば、着物の色や柄とマスクの色をリンクさせるとこなれコーデに仕上がります。

 

本来ならば、メイクもヘアスタイリングも目一杯楽しみたい卒業式。このような時期であっても、一生に一度の大切な思い出の日です。感染防止対策を取りながら出来うるオシャレを模索してみてはいかがでしょう。

袴姿の女性二人

袴美人.comでは、先輩たちの卒業袴のコーディネート例をスナップで公開中♪ 卒業袴を得選ぶ際の参考に、かわいい着こなし写真をチェックしてみて。

 

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