- 2022.02.02
- 卒業式の袴に合わせる着物って、成人式の振袖でもいいの?
- 着こなし編
ワンランク上を目指すなら「訪問着+袴」がおすすめ
先生用の卒業衣装としては「訪問着+袴」を組み合わせたスタイルもおすすめです。訪問着はデザインのバリエーションも多く選ぶ楽しみも豊富。着こなしをワンランクアップさせたい方はぜひチャレンジしてみてください。
「訪問着+袴」はどんなスタイル?
上級な着こなしを目指す方向け
訪問着は、未婚・既婚を問わず着用できる準礼装にあたり、幅広い用途で年齢を問わずに着ることができる着物です。華やかなものから控えめなものまでデザインの幅が広く、上品な色合いや繊細な柄のものを選ぶと、卒業衣装にもぴったりです。模様が肩から胸や袖にかけて、縫い目に関係なくひとつのつながった絵のように施された絵羽模様が特徴で、ワンランク上の着こなしを目指す方におすすめです。
訪問着を選ぶ際のポイントは…?
衿まわりや袖の柄ゆきをチェックしましょう。
訪問着に袴を合わせる場合、大事なのは衿まわりや袖の柄ゆきです。柄が多く入った着物でも、その位置が腰より下であれば、袴で柄が隠れてしまい、雰囲気が変化する場合があるからです。選ぶ際は、左肩から胸元にかけて、または袖の部分にお気に入りの柄が入っている着物を選ぶと、その柄を活かした着こなしができます。
裾の方の柄は袴を履くと隠れてしまいます。それを考慮した柄選びが大事!
袴を選ぶ際のポイントは…?
着物の柄の色と合わせると大人っぽく。着物の反対色を合わせると若々しく。
合わせる袴は、選んだ訪問着と合わせてどんなイメージにしたいかで、選ぶものが変わってきます。同じ着物でも、合わせる袴でガラリと印象が変わるので、希望するイメージを明確に決めておくと選びやすくなります。ここでは異なる印象を与える2つのパターンをご紹介します。
帯は「袴帯」と呼ばれる幅の狭い帯を使います。着付けた際は袴から少し覗く程度なので重要度は低め。どんな袴を合わせるのかが大事!