学生時代を締めくくる卒業式。袴姿で参加するのであれば、可愛くて素敵な記念写真をたくさん撮っておきたいですよね。でも、中には「いつも写真映りが悪くて…」「どの写真もイマイチ…」という人もいるのでは?そこで今回は、写真映りを良くするコツをご紹介します!

 

【コツ その1】 なんと言っても自然な笑顔が大事!

想い出の1枚にふさわしい表情は、やっぱり笑顔!でも、無理に笑顔を作ろうとすると表情がこわばってしまい、なかなかいい写真が撮れません。笑っているのは口元だけで、目が笑っていない…というような写真は、せっかく袴姿で華やかに着飾っていても魅力半減です。ナチュラルな笑顔は、口角が上がっているだけでなく、フェイスラインや頬など、お顔の筋肉全体がグッと上がっている状態。そして、この状態を作る方法で最も手軽なのが「自分の好きな物や人を思い浮かべること」。それらをイメージして幸せな気分になると、こわばった表情もほころんで、自然とリラックスしたいい笑顔が生まれます。

写真映りUP_自然な笑顔写真映りUP_自然な笑顔の条件

 

 

【コツ その2】 自分の顔が魅力的に見える角度を意識して!

人間の顔のパーツは、片方が大きかったり、角度が違っていたり、左右対称ではありません。その証拠に、以下の写真のようにお顔の片側だけを使って左右対称に展開してみると、普段のお顔とは全く違った顔つきになります。このことを考慮して、自分の顔はどちら側がきれいに見えるか、どの角度から見るとより魅力的か、あらかじめ知っておくと、写真映りにも役立ちます。どちらが良いのか自分で判断がつかない場合は、家族や友達に訊いてみるのもいいでしょう。また一般的には、食事の時によく咀嚼する側が筋肉が発達し、表情も豊かでイキイキと見えると言われているので、そちら側の顔を意識するのもいいでしょう。

写真映りUP_魅力的に見える角度

 

 

【コツ その3】 顔を少し傾けると顎のラインがスッキリ!

写真を撮る時は、カメラに正対して撮ることが多いかもしれません。その場合、背筋をスッと伸ばして軽く顎を引き、

少しだけ上目遣いにすると可愛く見えますが、顎を引くことを意識するあまり、二重あごで映ってしまうという悲しいケースも…。そこでおすすめなのが、カメラに対して少しだけ斜めの角度で立ち、フェイスラインを意識して顔を軽く傾けるポーズ。こうすると、すっきりシャープな印象のお顔映りになります!

写真映りUP_顔を傾ける

 

 

【コツ その4】 撮影前に一度、目を閉じると黒目がちに!

人間の目は、瞳孔が開いていると黒目がちに見え、表情が明るくイキイキした印象になると言われています。写真撮影の時もこれは応用でき、撮られる直前に1秒ほど目を閉じ、シャッターを切る間際のタイミングでパチッと目を開くと瞳孔が開いた黒目がちの愛らしい瞳で写ることができます。ただし、目を開くタイミングがちょっと難しいので、みんなで映る集合写真ではなく、カメラマンと1対1で息を合わせられる記念写真の時がおすすめ。「はい、チーーーーズ!」の「ズ!」で目を開けるようなイメージでやってみてください。

写真映りUP_撮影前に目を閉じる

 

 

【コツ その5】 集合写真の場合はセンターポジションが鉄則!

クラスメイトやサークルの仲間など、大人数で記念写真を撮る場面もあると思いますが、そういった時には多くの場合、画角の広い広角レンズが使われます。ちなみに、スマートフォンのカメラやコンパクトデジタルカメラについているのも広角レンズです。このレンズは、広い範囲が撮れるのがメリットなのですが、特性上、写真の端に行くほど歪みが生じて、横方向に伸びたように映ってしまいます。そのため、その位置で写った人は、本来よりもお顔や体が太く見えてしまう場合があるのです。集合写真でスタイルよく写るには、できるだけ端を避け、センターに近いところを狙ってポジション取りをするのが鉄則です。

写真映りUP_センターポジション

 

 

【コツ その6】 目線はカメラのレンズよりもやや上に!

カメラを構えられると、目線はついついレンズを向いてしまいますが、実はこれも注意が必要です。レンズだけをぐっと凝視してしまうと睨んだような目つきになり、表情もキツくなりかねません。自然で柔らかな表情でカメラに収まるにはレンズの中心ではなく、その上の方に目線を向けるようにしましょう。ただし、この場合も1点だけを見つめ過ぎないことがポイント。全体を広く見るような感覚で目線を向けましょう。

写真映りUP_カメラ目線